付け下げ 片輪車・紅葉紋様 瑠璃紺色

¥10,000 税別

深い濃藍色に楓と松葉の地模様が美しいお着物です。
流水と片輪車が金彩で施されております。

流水に楓をあしらった模様は特に「竜田川文様」と呼ばれています。
奈良県にある紅葉の名所・斑鳩を流れる竜田川に、散り落ちた楓が川面を埋める鮮やかな光景を図案化したもので、
その景観の美しさは、古代の歌人・在原業平が
「ちはやぶる神代も聞かず龍田川からくれなゐに水くくるとは」
と詠んで絶賛したことでも知られています。

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Description

着物の種類について

小ぢんまりとした絵柄や小さなパターン装飾を部分的に描いた付け下げの着物です。

付け下げとは…

生地の一部のみに小さくおさまっている細かな模様が施されている和服を指します。訪問着の代用品とされることもありますが、着物の格としては訪問着に次いで高いものに当たります。派手な印象を与えがちな訪問着を着用するには少し大げさな場面(小さなパーティーや観劇、お茶会など)ではよく上品なオシャレ着として着られ、訪問着と同様に既婚・未婚問わず着用できます。また、多くの場合は訪問着に比べて割安な価格で手に入りますので、何着か持っておくと便利です。

付け下げの特徴は…

小さめの模様を使用した装飾や小ぢんまりとした絵柄が部分的に施されているのが特徴です。訪問着とは反対に、模様が縫い目にかからないように描かれていますが、着用した時に全ての柄が上を向き、左右の身頃や肩から袖にかけては繋がりません。これにより、模様が飛び飛びに施されることになりますが、全体的にバランス良く裾や袖、胸や肩の部分に配置されている。

 

着物の柄について

①片車輪

車輪が木製のため、車輪を外し川などの水に浸して、ひび割れを予防した風景を描いた文様です。
金運に関する流水と組み合わせることで、富貴繁栄、金運上昇の願いを託すことができます。

②もみじ

楓と紅葉は同じ食物で、楓の葉が色づいたものが「もみじ」です。
色付く楓の葉を愛でるようになったのは、紅葉を見て夏に疲れた体に生気を取り込もうとする中国の思想が伝わったからとの説があります。それが紅葉狩で、山中で宴に興じて体力の回復を願い、秋の収穫を祝いました。

Additional information

種類

付け下げ

身丈

154cm

裄丈

65cm

袖丈

47cm

裏地

あり(袷)

主色

瑠璃紺色

紅葉・片車輪紋様

その他

表地→右袖後ろ汚れ
裏地→胴裏両衿シミ・両袖口汚れ

サイズ参考図

着物のサイズについて