Description
着物の種類について
小ぢんまりとした絵柄や小さなパターン装飾を部分的に描いた付け下げの着物です。
付け下げとは…
生地の一部のみに小さくおさまっている細かな模様が施されている和服を指します。訪問着の代用品とされることもありますが、着物の格としては訪問着に次いで高いものに当たります。派手な印象を与えがちな訪問着を着用するには少し大げさな場面(小さなパーティーや観劇、お茶会など)ではよく上品なオシャレ着として着られ、訪問着と同様に既婚・未婚問わず着用できます。また、多くの場合は訪問着に比べて割安な価格で手に入りますので、何着か持っておくと便利です。
付け下げの特徴は…
小さめの模様を使用した装飾や小ぢんまりとした絵柄が部分的に施されているのが特徴です。訪問着とは反対に、模様が縫い目にかからないように描かれていますが、着用した時に全ての柄が上を向き、左右の身頃や肩から袖にかけては繋がりません。これにより、模様が飛び飛びに施されることになりますが、全体的にバランス良く裾や袖、胸や肩の部分に配置されている。
着物の柄について
能舞台紋様の着物です。室町時代(14世紀)に成立した能は、日本の代表的な古典芸能である。特徴を一言で言えば、面と美しい装束を用い、専用の能舞台で上演される歌舞劇。また能の主役を「シテ」、その相手役を「ワキ」、シテの助演役を「ツレ」、進行役や助演役を「アイ」と呼びます。 謡(うたい)を合唱する「地謡(じうたい)」や、器楽を演奏する「囃子(はやし)」など、音楽を担当する人もいます。