付け下げ 桜流し紋様 水縹色

¥25,000 税別

舛花色の涼しげな絽のお着物です。
舛花色とは、江戸後期の人気役者、”五世市川団十郎“が当時の
流行の浅葱に渋みを加えた色を市川家の家芸に用い、
これが通人の間で評判になった日本の伝統色です。

浅緑色の柔らかな日差しの様なぼかしと銀彩で施された桜も儚げで美しいです。
流水に桜が浮かぶ文様は「桜川」とも呼ばれ、
「物事のはじまりが絶えない=おめでたいことが続く」ことを表します。

こちらのお着物には、汚れがつきにくい『スコッチガード加工』がされております。

売り切れ

SKU: ke-56 Categories: , Tags: , ,

Description

着物の種類について

小ぢんまりとした絵柄や小さなパターン装飾を部分的に描いた付け下げの着物です。

付け下げとは…

生地の一部のみに小さくおさまっている細かな模様が施されている和服を指します。訪問着の代用品とされることもありますが、着物の格としては訪問着に次いで高いものに当たります。派手な印象を与えがちな訪問着を着用するには少し大げさな場面(小さなパーティーや観劇、お茶会など)ではよく上品なオシャレ着として着られ、訪問着と同様に既婚・未婚問わず着用できます。また、多くの場合は訪問着に比べて割安な価格で手に入りますので、何着か持っておくと便利です。

付け下げの特徴は…

小さめの模様を使用した装飾や小ぢんまりとした絵柄が部分的に施されているのが特徴です。訪問着とは反対に、模様が縫い目にかからないように描かれていますが、着用した時に全ての柄が上を向き、左右の身頃や肩から袖にかけては繋がりません。これにより、模様が飛び飛びに施されることになりますが、全体的にバランス良く裾や袖、胸や肩の部分に配置されている。

 

着物の柄について

①桜

主に春に使われることが多いです。
桜は日本の代表的な花ですが、鑑賞されるようになったのは平安時代です。当時の桜は山桜で文様もそれを意匠化したものですが、次第に八重桜や枝垂れ桜など種類が増え、江戸時代には桜川や桜楓、花筏などの組み合わせ文様もあります。奈良の吉野山や京都の嵐山など桜の名所が文様化されることもあります。

②流水

きものや帯に描かれる流水は多くが小川を表します。その流水に様々なものを配して多くの水文様が生まれました。
風景文様を代表する茶屋辻や御所解き文様には必ず流水が配されます。杜若や菖蒲の文様には流水と八橋が描かれ、夏草や秋草にも流水が添えられます。

 

Additional information

種類

付け下げ

身丈

152cm

裄丈

65cm

袖丈

48cm

裏地

なし(単)

主色

水縹色

桜・流水紋様

特徴

サイズ参考図

着物のサイズについて